そもそも台所の蛍光灯、二つあるうち一つが切れっぱなしのまま一年くらい放置しておいたのだけど、一昨日から居間の蛍光灯までも点滅を始めたので、ようやく重い腰を上げて蛍光灯全部交換。ナツメ球ていうのか、あの豆電球は永遠に切れないものだと思っていたけど、夜中に真っ暗なのは嫌なもので、つけっぱなしだとやはり切れるらしい。これも交換。一応、色を扱う仕事だから、などというぬるい考えで「電球色」以外の蛍光灯を使うようにしている。カラコレとかさすがに家ではやらないけど。
電球といえば、学生の時に住んでた八王子に電球専門店があって、映画の『TOMMY』に出てくる部屋みたいな、派手なディスプレイがずっと気になっており、ついに一個だけ青い色のやつを買った。特にビジョンもなく買ったので、何となく玄関の電球を青いやつにしてみた。すぐに慣れて何とも思わなくなった。精神的に影響とかどうのということは全くなかったし、客もほぼノーリアクションだったけど、アパートを引き払うまでその電球は保った。最後に査定にやってくる不動産屋の人が電球を一瞥、「これ敷金から引いときますね」と言ったので慌ててその場で普通の白熱球に変えた。その後青い電球はどうしたのか憶えていない。捨てたんだろうと思う。
で、引っ越した後でだったか、タイトルもまんま『電球』という短編を書いた。青い電球を割るとか投げるとかいうラストの青春映画、だったと思う。電球がコンクリートの堤防にぶつかってボン、で終わるような感触だけ憶えてるけどそれに至る全てを忘れた。だいたい「電球を投げる」というシチュエーションを自然に持っていくことは困難なのではないか。どうやっていたんだろう昔の自分。後にM崎の曲にも『電球』というタイトルのやつがあることを知ったが、内容まったく被ってなかった。
ちなみに「スモールライト・ピクチャーズ」というウチの屋号は、豆電球でなくてアレのほうです。


明日、親族の法事に参列後、名古屋に行く。車内で喋る内容を考えようと思ったけど、今日記書いてて少し甦ってきた。『シンク』以後とかそういう話になるのかもしれない。
http://d.hatena.ne.jp/qti/20081215