新潟

地方に来ている。ぶっちゃけ帰省。法事と婚礼が同じ週に行われ、家族の手伝いもあるので長めに逗留中。きょうだいのiBook G3を借りて書いている。Mac IEは異様に使いにくいので、無理矢理Firefoxをインストールした。G3でFirefoxはきつい。
個人的なひみつ作品を撮るためにカメラを借りてきた。三脚はいらないと思って持ってこなかったのだけど、やっぱり必要になって家電店で安物のやつを買った。昨日少しだけ撮影した。最近、撮影は人任せにしてきたので、セッティングに手間どる。明日は天気がいいらしいのでまた撮るつもり。
友人から電話がきて、書きためていたある脚本が映画化の運びとなりそうとのこと。デビュー作となるんだろうけど、オリジナル脚本というのがすごい。素直に祝いたいところだけど、自分も長年暖めてきた(そして腐りそうになっている)話と若干カブりそうな懸念が。聞けば全然トーンが違う話なのだけど一か所において似てる。世に出るのは向こうが先だろう、さっさと書かない自分が悪いのだが、さっさと書けない因縁の脚本なので仕方ない。書き出したのは98年ごろで、何度も形を変えたり一回まとまったり空中分解したりしながら、いまだに腹の底でくすぶっている「雨」の映画だ。一時はこれを撮らないと先に行けないとすら思っていて、今でもちょっと思ってる。どうしたらいいのか今は考えられない。さっさと書いてしまっていろんな意味ですっきりするのが一番の良策か?


『けものがにげる』が、PFFの地方開催の他に、別の国内映画祭で上映が決まった。こちらは素直に楽しみ。来年初春には初の海外映画祭出品が計画されてる。
『けもの』は大好きな作品になったけど、まだ手がかかる。自分の手を離れてからようやく客観的に観られるようになるのだけど、まだ先の話っぽい。多くの観客の目に晒されていくことで実際に磨かれていくのは映画に対する言説なのだろうが、個人的には晒されることで映画が育つような感覚がある。


夜はひまなので映画を観に行きたいのだけど、『サッド・ヴァケイション』は新潟でやってないようだ。ヱヴァは劇場で観ないと決めたし、ファンタスティック・フォーとか観たいけど今はちょっと違う。なので久しぶりにTVを観たりしている。