昼過ぎから日が照ってきて、しばらくだらだらしていたが、夕方から同居人と散歩に出た。人口だけど小川が流れているので、それに沿ってだらだら歩く。すぐに暗くなってくる。上流から下流に向かう形で歩いていくと、鴨が二羽じっとしている、のを二回見た。二羽いると番いなのだろうと勝手に想像するがよくわからない。さらには飛び石の上に彫刻のようにじっとしている一羽を見つける。よく見ると足元がもぞもぞと動いていて、無数のひよこを守っているのだとわかる。微笑ましそうに見ているジャージ姿のおばさんたちと毅然と対峙しているのだった。よりによって何故こんなところで孵化させてしまったのだろうと同情するが、完全な野生よりはいっそ衆人環視のほうが安全なのかも知れない。
遊具というか、かまぼこのようにアーチ状になってるベンチ、あるいはアスレチック器具のようなものがあるので、説明書きにあるようにアーチの上にエビ反ってみると、上半身の関節全てが泣きを入れ、あちこち痛みだし、健康とはほど遠い状態になる。「これを作った奴は自分で試してみたんですかね」とクロトワ参謀長の物真似でつぶやくが同居人は相手にしてくれない。同じことをやらせて報復する。
散歩の道半ばでかまぼこを試したことを後悔しつつ、目に付いた店で夕食をとった。ここがどこなのかわからないので、携帯電話のナビゲーション機能を駆使して帰路。なんて便利なんだ。途中ブッコフで「天才アラーキー 写真ノ方法」という本が目に付き購入。
帰ると松井冬子のドキュメンタリーやってた。面白くて凝視。携帯電話のフォトフォルダが一杯になってきたので、USBで繋いでデータを全部Macに移した。普通に繋ぐとなんとかマウントしてくれる。ちょうど一年前の写真だけ何となく名残惜しかったけど結局携帯内のデータは全部消した。