水道橋

昼頃mixi見てたら、元生徒が日記でカール・ドライヤーの映画を観に行くと書いており、その指で高速検索、アテネ・フランセで特集やってると知り、まだ間に合うということで予定を変更して行った。『裁かるるジャンヌ』。
中盤の山、ショックのあまり崩れ落ちるジャンヌ(画面左下にフレームアウト)を、前の人の座高により見逃すほど前の人の座高が異様に高くて前の人は反省して欲しいが、先日のアスレチックによりまだ右肩が痛く背筋を伸ばすことが困難でありなかなか集中できず残念な上映だった個人的に。チッ。でもちょうど今『裁かるるジャンヌ』を上映していてそれを観られたという巡り合わせのようなものをこそ重要に思っていて、ルイーズ・ルネ・ファルコネッティの微動だにしない眼に感嘆し、視線の交錯を外したと思ったらジャンヌは神と視線を合わせているのかもと想像した時の戦慄、髪の毛と藁みたいなので編んだ王冠がちりとりで掻き取られるのを見ているジャンヌ、などを自分は観て、前の人の後頭部込みですっかり記憶した。この映画を観てから書くものは変わってくるだろうと思った。
終わって元生徒と御茶ノ水らへんで焼き鳥。話題は何故かハリウッドの影というものになった。ドライヤーと全く関係ない。