水道橋

アテネ・フランセカール・ドライヤー監督『奇跡』。田舎でプライドと信仰が絡んでドロドロしているはずなのに、一貫して清潔に見えるのはモノクロで淡泊な画面だからというだけではないはず。目を合わせずに会話する登場人物だからといってディスコミュニケーションの話でもない。モノクロ映画に入り込むとホントにリアルのこととかどうでもよくなるほどで、まだうまくまとまらず、取り急ぎ記録のみ。しかし『裁かるるジャンヌ』と比べるとトーキーは不自由だとさえ思ってしまった。昨日今日と観て、帰り道になぜか七里圭監督の『眠り姫』を想起した。
水道橋に行って映画観て、すぐに水道橋から帰った。写真は駅前をほんの少しだけ散策したときのもの。後楽園て行ったことなく、今回が最接近。近所の八重桜は全部散って歩道を文字通り埋め尽くしていて、帰りには雨に濡れて踏まれジャムみたいになってた。