歯医者の日、柔らかめの詰め物を取られ、治療の後固めの詰め物を入れられた。痛みはないので、このまま良好なら次回本番の詰め物を入れるとのこと。医師は担当が固定した様子で、通院を始めてからほぼ全員の医師に当たった自分としてはようやく落ち着く感じ。欠損している反対側の奥歯、どうするかとの話もする。入れ歯かブリッジかインプラントか。インプラントは保険効かないそうで、美容整形みたいなもんか。死んで焼かれたら人工の歯根が焼け残るのだろうか。それにしても「インプラント」て怖い語感、「頭蓋骨に通信機をインプラント」とか「皮下組織に熊の体細胞をインプラント」とか、どっちにしても、自分の与り知らぬところで体内に何か埋め込まれるような語感、おそろしい。
診療台に乗るときに腰痛が若干障害になっていて、放置しても治りそうにないので、帰りに湿布薬を買って貼った。蒸し暑さと湿布の匂いで、麦茶も飲んだりして、部屋が夏休みのおばあちゃんの家みたいなノスタルジック空間になる。まあ仕事は進まないんだけど。依頼されてた短い原稿を急ぎやって送信。
夜はそうめんかそばみたいなやつが食べたかったのだけど、同居人とラーメン食べに行った。家系の脂っこいやつで、おいしいのだけどお腹がゆるくなる。油少なめというオーダーを会得してこれを乗り越える。
入れ歯だの腰痛だのゆる腹だの老人のような日だった。そういえば昨日のよっぱらい親爺の家の前を通ったら中で誰かが活動している感じがあって、一安心。別のおっさん(裸足)が泥酔して道端で寝ていたけど、ここは都心の駅前ではないしやや異常事態、昨夜飲まずにいられない出来事が何かあったのだろうか。