歯医者の日。穴が開いている二本の奥歯のうち一本を正式な充填剤(ていうのか?)で埋めて完了、もう一本は大穴なので土台のようなものを杭のように打ち込み接着剤で固定する形にして、また来週。右下の歯は銀歯だらけになるわけで、大口開けて笑ったらギラリと謎の反射光が相手の顔にさすことだろう。
外を散歩がてら写真を撮っていたんだけど、自分は汗腺がゆるいのですぐに大汗をかいてしまう。肥満しているわけではない、むしろ痩せすぎなくらいなのにすぐにTシャツがじっとり。剣道を長くやっていたせいかもしれない。ボクサーは汗をかくように訓練すると聞くが、一年中面と小手と袴で剣道やってたら訓練ではなく自然と大汗が出るようになると思う。まあとにかく剣道やめて十年以上経った今でも汗かき。
夏が好きな人の理由として、「汗をかくのが気持ちいい」というのもあるかと思うが、それって「後でシャワー等で洗い流せる」というのが前提じゃないのかと思う。一度、今夜絶対に風呂に入れないという状況で活動してみたらいい。汗がこの上なく不快なものになるだろう。「夏が好きな人は汗が流せる環境で育ったに違いない」。
遠くまで歩くのをよして三軒先のコンビニまでと目標を縮めつつ歩いていると、ふと『銀河鉄道999』での鉄郎が雨が嫌いな理由が思い出される。「雨が好きな人は屋根のあるところで育ったに違いない」とかいうモノローグがあったはずで、大半を失念したまんが999のなかで妙に印象に残っている。一度頓挫してそれから一向に書いていない、雨に関する映画の脚本があって、何年もずっと雨のことばかり考えていたので、自然と「雨」に関するインデックスが脳内にできているのだろう。この梅雨にようやく過去の何稿かを通読できて、なんとか世に出してやらないとダメだと思えるようになった。でも同時に、まだ準備ができていないようにも感じる。考えがループする。汗のせいだ。
こちらはもうお盆が終わりで、藁のようなもので出来た馬の人形がよく玄関に置いてある。八月の、地方のお盆までにもうちょっとやるべきことがある。