昨日昼に映画監督の訃報について知り、正直、動揺して、何も手につかなかった。インターネットで訃報を知るとまず疑うという癖がついてしまって、にわかに信じられない。そもそも早すぎるし突然すぎる。夕方になるのを待って『晴れた家』でお世話になった配給/制作会社に電話したところ、これは知らなかったのだけど、遺作となってしまった作品をまさに制作していた最中だったとのこと。詳しいことを教えてくれた(お忙しいところ、本当にありがとうございました)。後に、既にいろんな所でアップされている公式の訃報をメールで頂いた。
朝は訃報に関する電話で起こされた。撮影のS田さんからで、彼もつい先日街で監督を見かけたばかりとのこと、非常に驚いていた。誰だって驚く。驚きすぎてまだ実感がない。とりあえず知っている情報を伝えて電話を切る。そういえば自分とS田さんは、お互いの存在は知っていたけど『トニー滝谷』の現場で初めて会ったのだった。これが映画の現場なんだな。
自分が撮影した人が亡くなるなんて信じられない、という感覚を初めて知った。
自分のような者が行っていいのか今も迷っているけど、お別れの会には伺おうと思う。


寝酒の習慣は何となく続いていて、実際寝つきがいいような感じがする。昨夜梅酒の小瓶を一本空けたので酒屋に買いに行った。いろいろな種類の梅酒があるようだったけどよく見たら全部チョーヤ製だった。なのでチョーヤを買った。
あーもう映画観よう、ビデオ屋に寄って邦画ばかり何作か借りる。近所の弁当屋がまた一軒つぶれた。