先日、ふと増村保造監督の『セックス・チェック 第二の性』をDVDで観て、緒形拳のギラギラした生命力に触れたばかりだった。自分などまだまだだけど、いつかは仕事できたらいいなと思い続けていた俳優。ご冥福をお祈りします。
今年は重要な映画人が何人も逝く。嫌な年だ。自分の死のことも考えざるを得ない。あとどれくらい何ができるのか、とか。背筋がすこし伸びる。
そんな中、元生徒のおめでたの知らせもあったりで、あーもう、いろいろありすぎ。時間が音を立てて流れているけど自分は流れの底からぼんやり見上げてる。今何かキラキラしたものが流れていった、気付いた時にはもう手が届かない。仕方ないので水底で廃材を拾ってこつこつとボートを作ってる。


散歩の成果、中古VHSで坂西伊作監督・岡村靖幸主演『PEACH どんなことをしてほしいのぼくに』を保護。藤井かほりのデビュー作でもある。