御茶ノ水

空白をうめる日記はいずれ書くとして(たぶんね)、某学校で生徒を俳優にした作品の脚本を何とか書き上げ、方々に電話をかけ、撮影部と制作部をお願いして現在に至る。本日第一回制作打ち合わせ。
脚本の内容はとりあえず置いといて、予算内で可能なロケ地と撮影日数と必要物資を探る会。制作I川君が開口一番「五日じゃ無理っすね」と断言し、あははー、そーだよねー、と、それから真顔や半笑いになって打ち合わせ。舞台のイメージを伝えつつ、じゃあどのへんでそういった風景が撮れそうなのかとか、出来るだけ近場でとか、ちょっと待て何人連れていけんだとか。スタッフともかく、役者の人数が異様に多いのでスケジュール表とにらめっこ。
今回の脚本は、都内ではなく、郊外でもなく、最寄りのコンビニまで車で行かないとならないような土地のイメージがあって、主人公たちの住まいは古い一軒家がよく、ごく限られた人間関係しか発生しないような状況でなければならない。しかしスタッフと登場人物全員を地方で合宿させられるような余裕はない。とはいえこういうのはよくあること。皆でアイディアを出し合いつつ必要であれば脚本の内容を変えていく。
とりあえず月曜に最寄りの候補地のロケハンに行くことになった。明日は全員集合したリハーサル、自分の監督/脚本という仕事として、リハーサルの過程で内容を詰めていく必要がある。
全然時間が足りないからリハーサルをするのだけど、リハーサルが出来るだけまし。役者のスケジュールをがっつり押さえて一緒に芝居を作っていけるという機会は商業映画にはまずないと言っていい。このようなワークショップ的な側面があるからENBUの作品は面白いのだけど(まあいろいろ問題も多いと思うけど)、今の問題は役者のテンションが低いこと。上げてもらわないと困るよほんと。


終了後、助監督F井とめし。自主映画でオーディションやる意味がわからないという話をする。出演して欲しい人に頼みに行くもんじゃないの?