名古屋から帰ってからというもの、今年がまとまったような、とっ散らかっているような、結局現時点まである編集作業(兄3妹ではないやつ)にかかりきりで、年末感まるでないまま現在に至る。それでも部屋の蛍光灯を換えたおかげで明るくなったし、同居人がある程度掃除してくれたおかげで気持ちスッキリ、夜中にめし食いにいけば年末特有の、でもあまり見ることのない閑散とした町の空気に少しだけハイになる。写真がないのは単純に外出していないから。
そもそも日常の記録の記録・延長・ディフォルメ・拡張として始めた映画、先日自作をまとめて観たところ、フィクションという箱のなかにノープランで飛び込んで自動手記的に日常やら問題意識やらが綻び出てくるのを、完成してから確認している、みたいな、普段からの盤石な哲学があれば面白いのだろうが自分のような半ひきこもりにとってはちょっとどうなのか、これって作風の変容ではなく何かを考えなくなってるのかなあ、などと思う。感受性らしきものは年々すり減っているところと、あえてすり減るに任せているところと両方あるけど、そうではなく、なにか見逃している感覚をひしひしと感じた12月。制作体制の変化が一番大きいとは思う。集団でひとつのフィクションを成立させるための現場であって、個人的な日記を撮る現場ではないわけだから。最初の頃に思い描いた目標はブレていないはずだが、現場が大きくなるとそれなりにテンパるのだった。
日常の記録(を晒すの)はインターネットという場に移行した感はあり。
ぐるぐる回りつつ編集作業。名古屋上映まとめは、申し訳ないけど後日します。