世田谷

仕事で予告編は作ったことがあるものの自分の映画のやつはそういや『シンク』以来だったと思いつつ、『兄兄兄妹』の予告編を作成。ハナシが全くわからないと評判ながらも結構お気に入り。画が濡れてる。YouTubeじゃあまり伝わらないが。vimeoにもアップしてみたんだけどなぜか再生がカクカクするので公開していない。公開してちょうど一日だけど、YouTubeに動画があるということのメリットを痛感している。チャっと貼れてパッと見せられてあっという間に広がる。すげえ。
各所に無理を言って音も映像もバッチリ調整、音楽最高、でき上がった映画は予想以上にストレンジな肌触りで、でもベタなところもあり、つまり何が何やらよくわからない。いつもどおりだとも言える。唯一完成品に近いものを観た某スタッフによれば、「年々良くなってきている」とのお言葉、嬉しいものの、こちとらいろいろ凹んだり失ったり勉強になったりしていて、つまり何が何やらよくわからない。映画は怖い。
毎日世田谷某所に通って別の作品の編集、85分近くになりそうだが、まだ時間感覚が掴めていない。30分タームで考える癖がついてしまっている。ラッシュ上映も二回を過ぎ、痛いところをつかれ、一回バラバラにしたくなってきているが我慢したほうがいいのか。壊れたら戻す時間がない。今回も音楽をお願いするT美氏曰く「意外」、兄兄兄妹がマイウェイなのだとしたらこちらはそうではないとの見解。なんかでも個人的にはしっくりくるところがあったりするのは、潜在的な男子センスを発揮できる場が中年になってようやく与えられたということなのかも。与えられないと発揮できないものの類いではあると思う。
レターボックスはそろそろ滅びていい。個人的にはレタボにするくらいならスタンダードにするけど。画面の上下を捨てることに何か意味があるのだろうか。