銀座、六本木

銀座某事務所にて打ち合わせ。来春公開される映画の宣伝ヘルプをするかも。原作ものなのでファンの目がちょっとおそろしい。自分も真っ先にそういうファンに化ける可能性まんまん、なので、気持ちもわかるし。きちんと読み返さないと。
少し時間が余ったので伊東屋まで歩いていって、クーポン使用して来年のダイアリー買ってしまった。狙っていた黒いダイアリー、残り3冊だった。まだ10月なのに…。赤のほうが作りがいいような気がする(品質劣化として指摘されている箇所が改善されてるように見える)んだけど、赤っていうか朱のあれはどうも落ち着かない。って考えてる人は多いらしい。


六本木ヒルズ東京国際映画祭、『潜水服は蝶の夢を見るジュリアン・シュナーベル監督、観る。カメラのことはあまり知らないけど、エクレールの多分非常に小さなカメラで特殊レンズ使って…とか、技術のことから入りたくなるのは冒頭からかなりの時間そういう、司会の人曰く「アート」な映像だからで、物語を知っていくにつれてそれも必然の手法とは理解できるものの、巨大なスクリーンを真下から見上げる席で字幕の位置が対角にある環境においては、映像酔いと無縁な自分もさすがに気分が悪くなりかけた。
「20万回のまばたきで綴られた」云々というポエティックな惹句は、比喩ではなくそのまんまの意味だったけど、なるほどと思う。重度障害者の主観からは、決して聖人君子ではない、俗っぽい男としての人間性が伝えられていて、そこが好きだ。他人に毒づき、アムールのことしか考えてない。聖母よりもアムール。老父のキャラがずるい、思わずホロっとくる。想像の翼と逃れ得ない現実の対比法は某インザダーク的ではあるけど、そんなことより、コミュニケーションが成立することの喜びと煩わしさが同時に描かれていたことが良かった。耳にここちよいアルファベットの反復。
あとは、ELLEの編集長で甲斐性がありまくりで文才もあって最高の看護を受け続けられた人物の物語である、ということを頭の隅に置いておこう。
この作品は既に公開が決まっているらしいし、というかほとんどの作品は公開が決まっているみたいだけど、何年か前に同映画祭で上映されたきり日本未公開のオーストラリア映画Somersault』が気になっている。主題歌のPVがすげー良い感じなんだけど本編はどうなのかな。何とか観れないだろうか。

数時間ヒルズにいただけなのに5人くらいの知人に遭遇した。気まずいので早々に退散した。


Moleskine Pocket Diary Daily 2008 (Moleskine Diaries)

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Moleskine Pocket Red Diary Daily 2008 (Moleskine Diaries)

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