けものがにげる』上映について、打診をしていた某劇場にようやく電話できた。率直な感想をいただく。内容について実に的確な指摘であり肯定しかできない。質について自負するところはあるけど、映画は劇場に人を呼んでなんぼであることは確実。観ていただければ納得します、なかなか良い作品です、だけでは劇場に行かない。ましてや地方、notシネコン、どういう企画で、どういう切り口で宣伝すればいいやら、自分も劇場の人も考えあぐねてしまうのだった。
自分が毎日劇場で喋るなどのイベントは喜んでやらせていただくが、主な問題は尺(映画の長さ)で、30分は非常に中途半端。1プログラムはだいたい60分超あれば成立するので、もう一本別の作品を併映するという手もあるけど、ちょうどいい尺の未公開作品を自分は持っていない。
上映企画の練り直しだ。正直なところ、もうあとはタイミングと資金なのだろうと思う。前者はともかく後者は…。