月末の用事をあれこれ済ませるために出かけようと思っていると雷が鳴り出す。遠くが曇天で稲光も見えるのだけど自宅上空は陽が照りつけていて妙な光線具合。写真を撮れば良かったと今になって思うが洗濯物を取り込んだりしてそれなりにバタバタしていた。雨は来そうにないので郵送物のパッキングして出かける。
銀行と区役所と郵送と同居人に頼まれていた買い物をして、マクドナルドで一休み。喫煙のできる席を探していると、中学生か高校生かとにかく若い女子たちが、いくつも席を占領し、ケータイを充電しつつワンセグでテレビを観つつおしゃべりしている。専業主婦が子育ての合間に誰かの家に集まってお喋りするような、本来私的な空間で行われているはずの会合がいきなりマクドナルドに出現していて眩暈がした。マクドナルドは電源供給とインターネット通信が出来るようになってから変わったように思う。誰かの「我が家」になったというか、お茶の間の拡張というか、少なくともオレの我が家ではないことは確かだけど。前に見た中年男は、文庫本や煙草など暇つぶしグッズを持ち込み、朝からおそらく晩まで延々とケータイをいじっていて、あれってケータイサイトの運営者なのか出会いたい人なのかわからんけど、とにかく異様だった。
今一番気になるのは台所の排水口から異臭がすることで、昨日パイプ洗浄剤を投入したら、今度は洗浄剤の刺激臭を含む異臭がするようになって、これは部屋に越してきてからこの夏が初めてかもしれず閉口してる。調べたらウチの排水パイプは「し」の形になってなくてまっすぐなのだった。直で下水に繋がってるのだろうか。
夕方からまた雷が鳴り出し、どんどん近くなってきた。夕立になる前になんとか帰宅。稲妻がきれいで、少しだけ涼しくなった。同居人の母上が送ってくれた夏野菜をあれこれいただく。おいしくて満腹。

これでいいのだ。―赤塚不二夫対談集

これでいいのだ。―赤塚不二夫対談集

本棚から引っ張り出してきて読んだ。タモリとの出会いの話、頻出する「ナンセンスギャグとは」、立川談志との笑いの定義の話、北野武松本人志とのそれぞれの対談での笑いと映画についての言及など、引用したいところ満載。古本で見つけたら是非読んでみることをおすすめ。字が大きいのであっという間に読める。カバーを外した表1の写真がすばらしい。